
「ワンタンメン」1,020円。豚肉の旨みが後を引く味わい
銚子の地で「ワンタンメン」とともに 歩んできた歴史あるラーメン店
漁業が盛んな市として知られている銚子は、「隠れたラーメン激戦区」としても呼び声の高い地。そのなかでも、創業から80年以上続く老舗として君臨している「大塚支店」は、圧倒的な人気を誇る名店だ。かつて市内にあった「大塚本店」から独立した初代が、鎌倉での屋台経験を経て、昭和初期にこの店を開業。ワンタンという食材が地元に根付いてなかったこの時代、豚肉の香りを漂わせる同店は、地元の人から「肉のくさや」と呼ばれていたそうだ。その後、着実にファンを増やしたワンタンメンは、今やシューマイと双璧をなす大塚支店の人気メニューに。ぎっしり肉が詰まったボリューム感もさることながら、しっかりと弾力があり、旨味溢れる豚肉が、すっきり醤油味のスープと混じり合って、懐かしく幸せな気分にさせてくれる。長年歩み続けてきた歴史あるこの味わいに感服だ。
- シューマイは時代とともに大きくなり、ひと口では食べきれないほどのビッグサイズに
- シューマイとワンタンは持ち帰り可。自宅用に買って帰る客も多い
- 創業から間もない昭和20年頃の大塚支店
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