房総式ラーメン JINRIKISEN《習志野市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

房総式ラーメン JINRIKISEN《習志野市》
（「月刊ぐるっと千葉」2021年5月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

テイクアウトメニュー「黒毛和牛の牛脂そば（味玉付き）」。黒毛和牛の脂に動物系スープを合わせ、甘辛い醤油を加えて作られたタレが、モッチリとした太麺に容赦なく絡む。最後まで、分厚いうま味が胃袋を捕捉し続ける、けん引力の塊だ

コロナ禍を機に持ち帰り＆オンライン販売を展開！ 名店の新機軸に刮目

2017年3月にオープンし、早４年が経過。今や、京成大久保を代表する実力店のひとつにまで成長を遂げた同店が、コロナ禍を経て更なる進化を遂げていた。
「店内での食事に抵抗感を抱く人もいるだろう」と、人気メニュー「牛脂そば」のテイクアウト販売を開始するとともに、オンラインショップを立ち上げ、店舗では提供しない通販専用メニュー『竹岡式』『房総式原点』等の提供に乗り出したのだ。
「折角オンライン販売を始めるのだからということで、『竹岡式』に関しては、同系の生みの親である『梅乃家』の店主と交渉し、公認を取り付けました」。もちろん、お持ち帰りやオンラインで販売される全ての商品は、予め店内の厨房で手造りした、お店の味そのものだ。
中でも特に召し上がっていただきたいのは、テイクアウトメニューの「黒毛和牛の牛脂そば」。注文を受ける度に店内で作り、それをそのままパックに閉じ込めた１杯は、店の味に味玉までオンされた鉄壁の布陣。是非、ご自宅で汁なしの名品を堪能してもらいたい。