
「飲中八仙歌」 昭和26年 一巻(部分)
成田山書道美術館では、明治から昭和にかけて京都を拠点として活動した書家、中野越南(1883-1980)の生誕140年を記念して企画展を開催する。
福井に生まれた越南は、17歳で小学校教員となり、21歳で京都府師範学校に奉職し、31歳で書道に専念する決意をする。平安時代の仮名を起点に、王羲之を中心とする中国古典を学び、さらに禅僧にも通じる精神を作品に表現した。日展や現代書道二十人展などでも活躍したが、積極的に書壇と関わることは少なく、常に自己の内面に向き合い「真の書」を追求することで独自の風を形成。漢字や仮名の枠組みを超え、精神性と技巧とを高次元で一致させた稀有な存在として知られている。本展ではあらためて越南の書の魅力を確認する。
1階では越南の作品のほかに越南と関わりのあった人物や越南の影響を受けた作家などの優品を展示。越南の周辺に広がる書の世界も見ていきたい。
生誕140年 中野越南とその周辺
日時 開催中→8/14㊐
場所 成田書道美術館
休み 月曜(祝日の場合は翌日)
料金 大人500円、大高生300円、中学生以下無料
駐車場 無料 約10台
〈成田山公園駐車場〉
有料:1日 500円 約30台
〈弘恵会土屋 駐車場〉
有料:1日 800円 約300台
お問い合わせ 0476-24-0774
お問い合わせ先名称 管理事務所
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