
バラエティ豊かな料理を箱詰めに。春季に提供される「春慶箱盛膳」(3300円)一例。昼は「箱盛膳」と「三段重」の2種類を、夜は懐石コース料理を提供する。
「SAKE文化創造企業」を旨とする酒々井の酒蔵「飯沼本家」で、15代にわたり当主が暮らしを営んできた母屋(国登録有形文化財)が、趣ある懐石料理店として2022年3月オープン。築約300年の歴史を誇る建物は、梁や柱が圧倒的な存在感を放ち唯一無二の空間を創出する。メニューを監修するのは、「日本料理 よし邑」総料理長の冨澤浩一氏。地元の食材を積極的に用い、その時季でしか味わえない料理を提供する。酒蔵ならではの酒粕を使った一品もこちらの自慢。日本酒「甲子」を一献傾けながら、今日という特別な日を過ごしてみたい。

酒と二十四節気料理 きのえねomoya