みんなのらぁめん BAMBU
(「月刊ぐるっと千葉」2018年2月号掲載)
※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「醤油らぁめん」(+ちょいのせトッピング)。スープは、鶏ガラ・豚ゲンコツ・背脂・牛脂を寸胴で丁寧に煮込み、地元・多古町の農家から仕入れた野菜(タマネギ・ショウガ・ニンニク・ジャガイモ)と米をブレンドさせたもの。多種多様な野菜の滋味が、鶏と豚の重厚なコクを、しっかりと受け止め支える。食べ進めるにつれて、新鮮な自然の恵みによって、身体中の細胞に活力がみなぎる良杯だ。
目指すはファミリー客の憩いの場。ラーメンも身体に優しい癒し系
「ラーメン店は回転が速く、特に家族客にはハードルが高くなってしまいがち。私の店は、小さな子供連れのお客様でも気軽に足を運び、寛ぐことができる空間にしたい。『BAMBU』は、そんな夢を実現するための場なんです」と笑う佐藤店主。店主もまた、ふたりの子を持つ父親だ。
手掛けるのは、地元・多古町の野菜や米を巧みに採り入れた身体に優しいラーメン。卵アレルギーの子供でも食べられるよう、名門製麺所『麺屋棣鄂』から卵を使わない麺を取り寄せるなど、1つひとつの素材に至るまで家族客への配慮を貫く。
〈佐藤洋行店主インタビュー〉
田中:本日は、よろしくお願いします。最初に店名の由来から伺います。『みんなのらぁめんBAMBU』という印象的な屋号は、どんな経緯で生まれたのでしょうか。
佐藤:『BAMBU』はフィンランド語で「竹」という意味なんですが、そう名付けたのは、以前、妻の実家が営んでいた竹屋の跡地に店を建てたからです(笑)。『みんなのらぁめん』というのは、老若男女を問わず、喜んで食べてくれるようなラーメンを作りたいという気持ちを込めたものです。
田中:店主さんは以前、『BAMBU』以外にも、成東で『らぁめんまごころ』を営んでいましたよね。『まごころ』と言えば、九十九里を代表する人気店。そんなお店を畳み、『BAMBU』の営業に専念されたのは、どうしてですか。
佐藤:家族の息づかいを近くに感じながら働きたい。そんな気持ちが、日増しに強くなっていったんです。と同時に、「家族客が、気軽に足を運べる店があっても良いのではないか」と考えるようになりました。で、この店の営業に専念することにしたんです。
田中:『BAMBU』は、そんな店主さんの想いを実現する場というわけですね。
佐藤:はい(笑)。できることなら、単にラーメンを食べるだけの場ではなく、空間も引っくるめて、エンタテイメントを提供できるようにしていきたいですね。もちろん、ラーメンも、新鮮な野菜を沢山使うなど、身体に負担が掛からない内容に仕上げています。
田中:スープやトッピングに使っている野菜は、ほとんど地元の農家から取り寄せたものだそうですね。
佐藤:はい。スープには、食味を円やかにするために米も使っているんですが、その米も『多古米』という地元のブランドなんですよ!これからも、多古町の食材を積極的に使い、地元の人たちに愛されるお店にしていきたいと考えています。
みんなのらぁめん BAMBU(
住所 千葉県香取郡多古町多古3893-1
営業時間 11:30〜15:00(LO14:30)、17:30〜21:30(LO21:00)
定休日 月曜・第4火曜(祝日の場合翌日)
駐車場 無料(10台)
お問い合わせ ☎0479-85-6138
リンク
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