家系ラーメン 王道いしい（千葉市中央区）｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

家系ラーメン 王道いしい
（「月刊ぐるっと千葉」2018年2月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「ラーメン」。味の決め手は、パンチと切れ味を兼ね備えた甘辛い醤油ダレ。大量の豚骨と鶏ガラを炊き込んだフルボディの出汁にこの醤油が加われば、まさに鬼に金棒だ。自家製麺とスープの相性もこの上なく良好。

名店『王道家』お墨付きの１杯が手軽に味わえる、家系好きの必訪店！

2017年５月、千葉市と内房エリアを結ぶ大動脈・国道16号線沿いに誕生した『王道いしい』。同店は、東葛エリアのトップに君臨し続け、同年７月、茨城県へと移転した『王道家』の関連店。「『王道家』が千葉を去る際、同店の清水店主が『千葉を頼む』と言ってくれたんです。その言葉が、自分を突き動かす原動力となりました」と言う。試行錯誤を積み重ねた結果、デフォルトのラーメンを590円で提供するという、驚異的な価格削減を実現した。
スープの味は、総本山である『王道家』よりも、ややライト。家族客の来訪が多いという立地を考慮し、甘辛い醤油ダレをガツンと利かせる『王道家』らしさを残しながらも、より万人の口に合う１杯に仕上がっている。しっとりと柔らかく焼き上げた燻製チャーシューも、多くのファンを擁する人気商品だ。
営業時間が６時からと早く、朝ラーメンが楽しめることも、同店が支持される理由のひとつ。これらの要素がプラスに作用し、今では、多い日で３５０食を売り上げる堂々たる人気店へと成長を遂げた。