【閉店】麺屋MASTERPIECE 千葉店（千葉市中央区）｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

麺屋MASTERPIECE 千葉店
（「月刊ぐるっと千葉」2018年5月号掲載）

※こちらのお店は閉店しました。

「勝浦タンタンメン」。スープに注ぎ込むラー油は、刺激的な辛みと濃密なうま味とを兼ね備えた渾身の自信作。具の挽き肉・タマネギにも、あらかじめラー油の風味を沁み込ませ、食味の一体感を演出。麺量も160ｇと十分だ。

外房の雄が堂々、千葉駅前に見参！バリエーション豊かな勝タンに舌鼓

「風光明媚な海の町・勝浦の魅力を、もっと多くの人たちに知ってもらいたい。そんな思いを抱き、房総半島を飛び出してきました」と店主。
「勝浦タンタンメン」という勝浦が誇るご当地麺を、既成の概念にとらわれず『MASTERPIECE』ならではのセンスで自在にアレンジ。「その結果、つけ麺・まぜそばなど、バリエーション豊かな勝タンが誕生。『MASTERPIECE』は同店のほか、外房エリアに３店舗を展開しています。『千葉店』は最も新しい店ですが、既に『黒勝浦タンタンつけ麺』といったオリジナルメニューも提供しているんです」と笑う。
多種多様なメニュー構成に目移りしそうになるが、まずお試し頂きたいのが、基本メニューの「勝浦タンタンメン」。
鶏ガラ・カツオから丁寧に出汁を採ったスープは、啜ると節の滋味が茫洋と立ち上がる和テイスト。大量のラー油によって鮮紅色を呈したスープの中央には、白髪ネギが積み上がる。その瑞々しい風味を、食べ進める際の絶妙な箸休めとして機能させる点も同店ならではの工夫だ。