【閉店】中華そば まるは（船橋市）｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

中華そば まるは
（「月刊ぐるっと千葉」2018年9月号掲載）

※こちらのお店は閉店しました。

「中華肉そば」。豚バラ肉・チャーシューを３時間煮込んだ出汁と、濃口など３種類の醤油をブレンドした醤油ダレとを合わせ、煮干し油とラード油を仕上げに流し込む。麺にタピオカ粉を練り込み、モッチリ感を演出

ワンランク上のスタンダードを目指して。『まるは』の新機軸が始動！

「船橋は、高齢者から若者に至るまで、多種多様な方々の生活の場となっています。『中華そばまるは』では、できるだけ沢山の方のニーズに応えようと、食べ手を選ばないスタンダードな中華そばを提供する店にしていこうと考えているんです」。
『まるは』は、県内を代表する実力派ラーメンブランドのひとつ。船橋駅周辺エリアには、同店を含め３店舗を構える。駅前の『まるは極』ではお酒のつまみを数多く揃え、『海老・特濃煮干そばまるは』では海老にフォーカスを当てマニア層からの支持を狙うなど、店舗展開は、極めて緻密かつ戦略的だ。
現在、『中華そばまるは』が提供するメニューは、豚肉を主役に据えた豚清湯。豚バラ肉・チャーシューなどの肉のみから出汁を採ったスープは、圧倒的なコクを有し、ひと啜りで頬が落ちそうになるほど。
醤油ダレにもひと工夫を凝らす。予めチャーシューを漬け込み塩分を除去することで、醤油本来の持ち味を極限まで引き出すなど、豊富なラーメンづくりの経験に裏打ちされたギミックが光る。