ちばから市原本店《市原市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

ちばから市原本店《市原市》
（「月刊ぐるっと千葉」2019年3月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

らーめん豚一切れ。洗練されたガッツリ系ラーメンを目指し、開業から10年掛けて現在の味に。肉が大量に付着した豚背ガラから出汁を採り、肉のうま味と豚骨のコクを高い次元で両立させたスープは、味蕾に接触した刹那、味覚中枢が歓喜に打ち震える濃密さを誇示。ピタリと肌に吸い付く触感の良さも他店の追随を許さない。千葉はおろか、全国でも屈指の濃厚系の名作だ

唯一無二の１杯を 求め長蛇の列!! 千葉を代表する ガッツリ系の名店

「自分が創るラーメンの方向性が正しいと実感できるようになるまで、10年の歳月が掛かりました。長い道のりでしたね」と笑う長谷川店主。 　真摯に寸胴と向き合い、閃いたアイデアを果敢に採用する。「自分自身の頭でどうすれば美味しくなるのかを考え抜くことが大切です。最終的には、スープの微妙な色合いの違いだけで、出来映えの善し悪しが分かるようになりました」。 　今では、店主が手掛ける１杯は「『ちばから』という名の食べ物」と呼ばれるようになった。唯一無二の味を求める客の列は、もはや同店の日常風景だ。