ド豚骨 貫《船橋市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

ド豚骨 貫《船橋市》
（「月刊ぐるっと千葉」2019年4月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

特製ド豚骨。豚頭のみで採った超濃厚スープに背脂等の動物系油を溶け込ませ、コク深さを演出。『カネジン食品』の中太平打手揉み麺がスープを存分に持ち上げる。＋20円で、味玉を燻製バージョンへと変更可能

イメージは『天下一品』の豚バージョン！　滑らかな口当たりが好印象

オープンは本年２月２日。船橋競馬場駅から徒歩３分弱の至便な立地に佇む同店は、赤地に白く大書された『ド豚骨貫』の文字が網膜に焼き付く、出来立てホヤホヤの新店。 「究極の濃厚豚骨ラーメンを提供する」というのが、同店の信念。現在、『貫』が手掛けるメニューは数種類存在するが、そんな信念のとおり、看板メニューは、豚骨１００％スープの「ド豚骨」だ。「骨ならではのザラリと硬質な食感と、ゲンコツ（大腿骨）では表現が困難なトロミを演出するため、出汁を採る素材は豚骨の中でも『アタマ』の部位のみ。それらを丸２日間かけて炊き上げています」。それだけではない。炊き込みを開始してから２日目の朝に「豚頭」を追加投入し、濃度の飛躍的な上昇を狙う念の入れよう。 「私は『天下一品』の大ファン。あのスープのテイストを豚で再現したい。それが、『ド豚骨』を開発したキッカケです」。鏡面のように滑らかな口当たりは本家顔負け。骨の粉っぽさとの絶妙なマリアージュで、食べ手の胃袋は鷲づかみされること必至だ。