ラーメンみたけ《大網白里市》|【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

ラーメンみたけ《大網白里市》
(「月刊ぐるっと千葉」2019年9月号掲載)

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「特製ラーメン」。店主が半年間かけて独学で開発した『みたけ』不動の看板メニュー。動物系素材から採った出汁と魚介出汁とを提供直前に丼で合わせた滋味深いスープは、時代が変わっても評価が揺るがない、動物&魚介系の王道。2種類の出汁をつなぐカエシの出来映えも特筆もの。干しエビ・ゲソ等の素材を巧みに溶け込ませることで、複雑玄妙なうま味の演出に成功

客を大切にする気持ちが更なる常連客を生む。 大網を代表する名店

46歳まで都内のデパートに勤めた後、ラーメン職人へと転身した店主。両親が日本蕎麦屋を営んでいたので、麺類には親近感があったという。兄が蕎麦屋の後を継ぎ、ラーメン好きだった店主はラーメン店を開業した。  そんな『みたけ』も、今年で創業18周年を迎える。インスピレーションを感じて移り住んだ大網の地にも溶け込み、今や、大網白里でラーメンと言えば、必ず名前が挙がる存在に。「何度も足を運んでくれるお客さんのために、変わらない味を紡いでいきたい」。今日もまた、店主の想いを汲んだ客が続々と店へと訪れる。

〈池田経雄 店主インタビュー〉
田中(以下田):このインタビューの時間を待つ間も、老若男女、様々なお客さんがお見えになってました。私の理解でも、大網白里でラーメン店と言えば『みたけ』の名が真っ先に思い浮かぶほど有名な存在です。大変な人気ですね!
池田(以下池):ありがとうございます。ウチの客は殆どが常連さん。開業して今年で18年目になりますが、創業当初から贔屓にして下さる方もいます。
田:大網白里市は池田店主のゆかりの地なんですか?
池:実は大網白里にゆかりはないんです(笑)。当時、私は千葉市に住んでいましたし。会社を辞め、ラーメン店を開業しようと営業場所を探していた時に偶然、この物件が見つかったんです。当時は廃屋だったのですが、ピンと来るものを感じ即決しました。
田:直感は正しかったのですね、18年間ここで営業されているわけですから(笑)。ラーメン作りの習得は独学ですか?
池:はい。2001年当時は、情報の入手に手間を要した時代。なので、図書館に通いラーメンの製法に関する書籍を読み漁りました。私のラーメンは、図書館で完成したようなものです(笑)。
田:大変だったでしょう。
池:両親が日本蕎麦屋を営んでいたので、昆布・鰹節出汁の採り方は心得てました。カエシが一番難しかったかな。干しエビ・ゲソ等の素材を駆使することで、ようやく納得がいくものになりました。
田:店主にとってラーメンとはどのようなものですか。
池:様々な人から得たノウハウの集大成ですね。この店のラーメンも、角煮は妻から、チャーシューは日本蕎麦屋で中華そばを作っていた母からの直伝です。
田:色々な方の力があってこそ、今の『みたけ』があるということですね。ありがとうございました。

ラーメンみたけ《大網白里市》

住所 千葉県大網白里市駒込444-6

営業時間 11:00~14:30(LO14:15)、17:30~21:00(LO20:45)、土日祝11:00~21:00(LO20:30)

定休日 月曜(祝日の場合は翌日)

駐車場 あり(12台)

お問い合わせ0475-73-7386


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