【移転】麺響 万蕾《松戸市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

麺響 万蕾《松戸市》
（「月刊ぐるっと千葉」2020年4月号掲載）

※こちらのお店は移転しています。

「白醤油らーめん」。スープの素材となる煮干しの分量・配合を見直すことで、間借り時代とは比較にならないほど分厚いうま味の演出に成功。チャーシューに用いる豚モモ肉・鶏ムネ肉も、肉汁ジューシーな国産品を採用

間借り営業時代から格段に進化！あと口の良さであらゆる食べ手を虜に

「松戸での間借り営業時代に、多くの地元のお客様から応援していただけるようになりまして。当初は都内への移転も検討していたのですが、やはり店を持つなら松戸市内でと考えるようになりました」。そう語る高野店主は、昨年10月号でご紹介した『麺屋GONZO』の店主その人。
「いずれは自分の店を構えたい」との念願が叶い、２０１９年12月20日、待望の独立店舗『麺響万蕾』を開業。現在提供するのは「醤油」「白醤油」「味噌」等。中でもおススメは、『GONZO』時代の限定メニューを、満を持してレギュラーメニューへと昇格させた「白醤油らーめん」だ。
全国各地の醸造所の中から選び抜いた甘み豊かな白醤油に、昆布＆椎茸から搾り取ったうま味成分を溶け込ませたカエシは、度重なる試行錯誤のたまもの。このカエシと、煮干し・蜆の滋味が凝縮された出汁とを重ね合わせたスープは、あと口秀逸。老若男女を問わず、喉音を立てて飲み干してしまうほどの引きの強さを誇る。
間借り営業時代から更に数段パワーアップした渾身の１杯。食べるなら今がチャンスだ。