らー麺つけ麺 おぐり《佐倉市》
(「月刊ぐるっと千葉」2020年8月号掲載)
※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「馬辛つけめん味玉入」。「普通」を指定しても口から火を噴く辛さを誇る、看板メニュー。香辛料を「赤(唐辛子)」と「黒(山椒)」のいずれかから指定できるが、「人気なのは赤」だという。豚骨出汁に、魚粉と店内で挽いた唐辛子をブレンドしたスープは、辛みのみならず、奥ゆき&広がりを感じさせるうま味も兼備。同料金で麺を400gまで増量できるサービスもうれしい
千葉が誇る激辛の殿堂。客のニーズに寄り添う姿勢が、好感度大!
「人気の馬辛メニューは辛さを自由に指定できますが、『普通』でも、生半可な辛さではありません。なので、最初は『ひかえめ』を注文することをお薦めします」と、笑う高橋店主。
そう、同店は、千葉が誇る激辛の殿堂。他店では体験できない辛みを求め、県内外から強者が集う名店なのだ。
が、『おぐり』の魅力は、それだけにとどまるものではない。辛くないメニューも数多く揃え、アレルギーを持つ客からの要望にもきめ細やかに応えるなど、ホスピタリティも満点。足を運ぶほどに愛着が増す、北総エリアのオアシスだ。
〈高橋裕美 店主インタビュー〉
田中(以下田):今し方、「馬辛つけめん」を辛さ「ひかえめ」でいただきました。いやあ、「ひかえめ」でも相当辛いですね。食べているうちに、汗がドンドン噴き出てきました(笑)。「ひかえめ」でこの辛さ! だとすれば、もう1段階辛い「普通」は、どの程度の辛さになるんでしょうか。
高橋(以下高):「普通」で、激辛で有名な某人気店の「北極」と同程度の辛さ。プラス200円で食べられる「スーパーおぐり」の辛さは、桁外れの辛み耐性を持つ猛者でさえ、完食に難航するほど強烈です(笑)。
田:私では到底食べ切れない辛さだ!(笑) 。高橋店主は、ご自身が辛いものがお好きなんですか。
高:実は、主人が辛いラーメンが大好物でして。主人が、元々料理が好きだった私に「辛いラーメンを出す店で、その作り方を勉強してきてほしい」と、頼んできたんです。で、ラーメン店での修業を経て、現在に至ります(笑)。
田:それはまた、変わった経緯でラーメン職人の道へと進まれたんですね! ところで、店主さんは、辛いラーメン以外に様々な麺メニューを提供されていますが、大変じゃないですか、作り分けが。
高:はい。ですが、お客さんからの要望にはできる限り応えていきたいんです。レギュラーメニューに加え、週に1度くらいのペースで、限定ラーメンも出してますよ。
田:今回、もう一品いただいた「台湾まぜそば」も?
高:元々、限定メニューだったものが、約2年前に昇格したものです。この「台湾まぜそば」、挽き肉も自分で挽いていますし、温泉卵も手作りなんですよ。
田:それは凄い! 最後に、店主の今後の抱負をお聞かせ下さい。
高:昔ながらの中華そばを提供する専門店を出してみたいですね。個人的には、シンプルな中華そばが好きなんです。
田:それは是非、食べてみたい。店主の中華そばが食べられる日を、心待ちにしています!
らー麺つけ麺 おぐり
住所 千葉県佐倉市王子台3-26-12 タカタビル1F
営業時間 平日11:00~15:30、17:30~LO21:30 土日祝11:00~LO21:30
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)
駐車場 無料(6台)
お問い合わせ ☎043-310-5880
リンク
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