【閉店】焼肉屋の牛骨ラーメン そらかぜ《船橋市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

焼肉屋の牛骨ラーメン そらかぜ《船橋市》
（「月刊ぐるっと千葉」2021年5月号掲載）

※こちらのお店は閉店しました。焼肉店としては営業中

「牛骨みそ」。赤味噌と白味噌にピーナッツバターを加えて作った味噌ダレは、後引く甘みが鮮烈な印象を刻印。地産地消に貢献すべく、地元・船橋の『山田食品』から取り寄せた細麺の啜り心地も、快適極まりない

焼肉専門店が手掛ける、本気のラーメン！薫り高い牛骨スープが決め手

2021年2月17日、京成大久保の人気焼肉専門店『そらかぜ』が、新たな試みをスタートさせた。昼営業時の業態をラーメン専門へとリニューアルしたのだ。
「これまで、焼肉のサイドメニューとして、テールスープをベースとしたラーメンを出していたんですが、その評判が上々でして。元々、私が大のラーメン好きだったこともあり、この度、思い切って昼の部をラーメン専門にしました」。
ラーメン専門店を立ち上げるに当たり、焼肉店だからこそ入手可能な質の高い牛骨を丸１日炊いたスープを新たに開発。牛骨と共に出汁を採る素材に、自然味豊かな野菜（ニンニク・ショウガ・ネギ・ニンジン等）を配し、盤石を期した。スープに香りを添える油にも、焼肉専門店ならではの工夫が光る。カルビやロースの脂を用い、スープ中の牛成分と呼応させることで、うま味の一体感を格段に増幅させることに成功。特に「牛骨みそ」は、自家製ラー油と一味を絶妙な塩梅でブレンドした香辛料の後押しも相まって、レンゲを持つ手が止まらない味わいだ。