月麺豚骨 Babe《千葉市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

月麺豚骨 Babe《千葉市》
（「月刊ぐるっと千葉」2021年9月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「自家製コンソメ豚骨ラーメン」。※金・土曜限定。豚骨の本場九州生まれの渡邉店主が、イタリアンの知識も動員しながら開発した自信作。コンソメの芳香が宙を舞い、豊潤な豚のうま味が味覚中枢を直撃する仕上がりは、新店とは思えぬほどの完成度

イタリアンと九州豚骨のミクスチャー！斬新な１杯にマニアも目から鱗

稲毛の夜を彩る正統派バーとして、知る人ぞ知る存在である『MoonTear’s』。そんな『MoonTear’s』が、2021年６月11日、バーと並行して経営していたイタリアンダイニングを完全リニューアル。豚骨ラーメン専門店『月麺豚骨Babe』として生まれ変わった。「地元で祭りが開催される際に、よくラーメンを作って出していたんです。そうしている内に、ラーメン店を出したいという気持ちがどんどん膨らみ、現在へと至ります」と、渡邉店主は言う。
おススメの一品は、「自家製コンソメ豚骨ラーメン」。豚頭・豚ゲンコツ・鶏ガラ等の動物系素材に香味野菜（タマネギ等）を加えて丁寧に炊き上げたスープに、２日間かけて作る自家製コンソメスープを、Ｗスープの手法で一体化。
「誰が召し上がってもうま味をしっかりと感じ取ってもらえるよう、工夫を凝らしました」。
このスープに合わせるのは、軽快な啜り心地が印象深い細麺。重厚なコクと豊潤な甘みをたっぷりと蓄えたスープを力強く持ち上げ、着実に口元へと運ぶ。
気が付けば、丼が空っぽになっていた。