The Noodles & Saloon Kiriya《流山市》|【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

The Noodles & Saloon Kiriya《流山市》
(「月刊ぐるっと千葉」2021年12月号掲載)

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「Kiri_Soba流山本みりん醤油」。スープは、動物系素材(鶏ガラ・丸鶏・豚骨等)から放たれる分厚いうま味と、魚介素材(利尻昆布・サバ節・海老・昆布等)から抽出される豊潤な滋味とを、各素材の持ち味を熟慮しながらブレンド。カエシには、地元の丸大豆生醤油と本みりんを使用。口内でふわりと膨らむ穏やかな甘みが無上の幸福感をもたらす、「塩」と並ぶ人気メニュー

オープンから5年弱。東葛を代表する人気店に、死角は全くなし!

2016年12月、店主・青木氏が、家業との2足のわらじで開業した『Kiriya』。初めは、週末のみに営業するラーメン店としてスタートしたが、あれから5年近くの歳月が流れ、今では、東葛エリアを代表する実力店にまで成長を遂げた。
現在、同店が看板メニューとして提供するのは、2017年12月から提供を開始した「Kiri_Soba」。大量の天然素材を用い、個々の素材のうま味をMAXまで引き出した1杯は、店主自らが「今の味がピークに近いのではないか」と胸を張る渾身の出来映え。「醤油」と「塩」の2種類を用意。是非、一度ご賞味願いたい。

〈青木 成憲 店主インタビュー〉
田中(以下田):インタビューさせていただくのは、4年ぶりになりますか。実は『Kiriya』さんは、本連載『ずるっと千葉』第1回で、新店として紹介させていただいたお店。この企画で新店として紹介した店を再び採り上げるのは、今回が初めてです。いやあ、オープンから約5年になりますが、凄まじい人気ぶりですね!
青木(以下青):光栄です。開店当初は、家業である自動車板金塗装業との2足のわらじで営業していたのですが、お陰様でお客さんが増えて、ラーメン作りが追い付かない状況になってしまい…。それで2018年3月、思い切って専業ラーメン職人になりました。元々、ラーメン作りが楽しくて仕方がない性分ですからね。天職だと思っています。
田:前回ご紹介したメニューは既に存在せず、今の看板メニューは「Kiri_Soba」。これ、千葉では中々食べられない画期的な1杯ですよね!
青:『支那そばや(神奈川)』の味が好きで、機が熟せばお店で出したいと思っていたんです。独学なので、公開されているレシピに沿って作ってみたり、同系統のお店を食べ歩いたり、思い付く限りのことはしましたよ。商品化から約4年。改良を繰り返し、現在の味に辿り着きました。
田:清湯だけど、濃密な味わいのスープ。素材の持ち味を活かし切っていますね。1年前に戴きましたが、その時よりもずっとうま味の密度が高い!
青:昆布を利尻産に変えたり、スープに用いる水を変えたり。「なんだかよく分からないけど、とにかく美味い」。そんなラーメンを目指しています(笑)。
田:油も良いですね。スープの持ち味を見事に引き立てている。
青:親鶏から油を採っているんですよ。コクを出したくて。
田:なるほど! 最後に今後の展望・抱負を教えてください。
青:ラーメン職人は「定年」の概念がない仕事。身体が続く限り、現役で頑張り続けます!
田:応援しています。頑張ってください!

The Noodles & Saloon Kiriya

住所 千葉県流山市西初石4-475-1

営業時間 11:00~15:00(土・日曜9:00~15:00)

定休日 月・火曜

駐車場 無料(1台)

お問い合わせ ☎非公開


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