麺屋青山 本店《富里市》
(「月刊ぐるっと千葉」2022年10月号掲載)
※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「つけ麺こってり」。『麺屋青山本店』不動の一番人気メニュー。スープは、食べ終わりまで冷めないように熱々の状態で、他方、麺は、一食ごとに氷でキンキンに冷やした上で提供される。動物系素材の重厚なコクを、風味豊かな魚介素材が支え抜く盤石の構成。現在、「テイクアウトメニュー」としても提供されており、好きな場所でこの味が楽しめることも嬉しい限りだ
千葉ラーメン界をけん引するレジェンドの一角!濃厚つけ麺は必食
「この『青山本店』が誕生したのは、2005年8月。今年で創業17年になりましたが、これからも現状に甘えず時代の流れを捉え、味を進化させていきたいと思います」と、語る皆見店長。
そんな同店が提供する「つけ麺こってり」は、濃厚そうなビジュアルとは裏腹に、口当たりは、驚くほど軽やか。一つひとつの素材から丁寧に出汁を採り、絶妙なバランス感覚でカエシと合わせる。そんな真摯な仕事ぶりが、類まれな食べ心地の良さを生んでいるのだ。無我夢中で食べ進めていると、いつの間にか丼が空に。まさに王道の1杯だ。
〈皆見 正弘 店主インタビュー〉
田中(以下田):『青山本店』にお伺いするのは、本当に久しぶり。もしかすると、十数年ぶりになるかもしれません。
皆見(以下皆):お会いできることを心待ちにしておりました。先日、系列店の酒々井『中華そば福籠』にも足を運んでくださったようで。ありがとうございます。
田:『福籠』のラーメン、美味しかったですよ。『青山本店』とはタイプが全く異なる淡麗系のラーメンを出していますよね。今、青山グループで、何店舗のお店を経営していらっしゃるのでしょうか。
皆:9店舗ですね。店舗が北総エリアに集中していますので、店同士で味が被らないよう、店舗ごとに異なるラーメンを出すように心掛けています。
田:9店舗ですか。大所帯ですね!『青山』と言えば、千葉のラーメン好きで知らない者はいないビッグネームというイメージがありますが、もう創業されて長いですよね。
皆:オープンは2005年8月。なので、17年になりますね。
田:いただいた「つけ麺こってり」も、まさに盤石の味わい。比類なき安定感があり、ひと口啜っただけで「これが濃厚つけ麺の味だ」と、味覚が安心感で満たされました(笑)。食べ手を選ばないスタンダードな1杯。ラーメンにとって大切な要素が、このつけ麺に凝縮されているような気がします。つけ麺に限らず、ラーメンを作られる際に、重きを置いていることはありますか。
皆:今の味にこだわらず、お客さんの嗜好の変化に柔軟に対応し、味を変え続けていくことでしょうか。本店を創業した当時は、成田界隈で濃厚つけ麺を提供する店はありませんでした。なので「地域に新しい味を」と、つけ麺を作ることにしたのですが、今では、濃厚つけ麺も、すっかり地域に根付きました。これからも、地域の方々のニーズに応え続けるお店でありたいと思います。
田:頑張ってください。『麺屋青山』であれば、必ずやその目標も達成できると思います。
麺屋青山 本店
住所 千葉県富里市日吉台2-19-11
営業時間 11:00〜23:30
定休日 無休
駐車場 無料(17台)
お問い合わせ ☎0476-91-0808
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