【閉店】ラーメン勝屋《八千代市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

ラーメン勝屋《八千代市》
（「月刊ぐるっと千葉」2022年11月号掲載）

※こちらのお店は閉店しました。

「ネギラーメン」。『ラーショ』の代名詞的存在である「ネギラーメン」は、同店でも超が付くほどの人気ぶり。ネギ、生姜と共に4時間煮込んだ後、タレに2時間漬け込んで作るチャーシューは、豚バラと肩ロースを併用

濃厚ながらも口当たりは爽快。舌上で炸裂する豚の滋味にノックアウト！

2022年7月3日、八千代の人気店『神豚』の跡地に誕生した同店。
店主・手賀氏は、全国に数ある『ラーメンショップ（ラーショ）』の中でも屈指の名店と謳われる『牛久結束店』など複数の実力店で腕を磨き、待望の独立。
「私は『ラーショ』のラーメンが大好物。自店を構えた暁には、あのラーメンをアレンジした１杯を提供したいと考えていました」。
そんな店主が紡ぐのは、八千代という客層が幅広い土地柄を考慮し、『ラーショ』に独自のアレンジを施した１杯。
「油量をスタンダードな『ラーショ』より少し減らしたり、ネギを水に20分浸して苦みを除去するなど、ひと工夫を凝らし、どんな方でも抵抗なく食べられる味づくりを心掛けました」。
それだけではない。スープを仕込む際のアク取りを徹底する、カエシに昆布と干し椎茸を漬け込み芳醇な風味を演出するなど、熟練職人ならではのこだわりも随所で光る。骨太な豚滋味と爽快な口当たりが織り成すコントラストも、脳裏に鮮烈な印象を刻印。絵に描いたような「豚骨醤油」の良品だ。