蒙古タンメン中本 千葉店《千葉市中央区》|【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

蒙古タンメン中本 千葉店《千葉市中央区》
(「月刊ぐるっと千葉」2023年2月号掲載)

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「勝浦風トンタン麺」。千葉店が提供する期間限定メニューのひとつ。「勝浦タンタンメン」をオマージュしながらスープを味噌ベースとするなど『中本』らしさも活かした1杯で、限定の中でも人気が高く、定期的に提供されている。辛さのレベルは、看板商品の『蒙古タンメン』と同じ「5」で、比較的穏やか。定番商品とは異なり豚骨スープを加えている点も、特筆に値する

味・接客共に完璧。経験豊富な熟練店長が紡ぐ1杯は安定感抜群!

日本が誇る辛系ラーメンのレジェンド『蒙古タンメン中本』。その千葉店を率いる長沢店長は、2008年に『中本』の門を叩き、本店、高田馬場店で研鑽。高田馬場店では店長も務めた腕利きだ。「プロが作るのだから美味いのは当たり前。味と同じくらい大切なのは接客。これからも、お客様一人ひとりと真摯に向き合っていきたいと思います」。
私が注文した「勝浦風トンタン麺」を手掛けるべく、力強く中華鍋を振るう店長。この人が厨房に立ち続けてくれる限り、千葉店は安泰だ。そう感じるのは、決して私だけではないだろう。

〈長沢 怜史 店長インタビュー〉
田中(以下田):ラーメン界のレジェンド『中本』へのインタビューということで、私も少し緊張しています(笑)。まず最初に、長沢店長が『中本』に入社された経緯を教えていただけますか。
長沢(以下長):当時住んでいた自宅と職場を結ぶ通勤経路上に『中本本店』があったんです。『中本』のスタッフの方々のラーメンに懸ける想いやお客様に対する真摯な姿勢を目の当たりにして、ここで修業すれば職人として一人前になれると考え、二十歳の頃(2008年)、入社を決意しました。
田:入社後は、『中本』の各店舗を渡り歩かれたのですか。
長:上板橋の本店で修業した後、高田馬場店へ。その後、千葉店へと移り現在に至ります。千葉店では、立ち上げ当初から店長を任されています。
田:本日いただいた「勝浦風トンタン麺」が商品化された経緯を教えてください。
長:はい。高田馬場店の店長だった頃、千葉店のオープニングに向けた限定メニューを開発する機会があったんです。その時に作ったのがこの「勝浦風トンタン麺」。それを千葉店へと持ち込みました。
田:『中本』が「勝浦タンタンメン」をオマージュ。確かに、千葉の方々からは大いに喜ばれそうですね!
長:千葉店の限定の中でも頻繁に提供する人気メニューとなっています。ちなみに、「勝浦風トンタン麺」のスープは、定番商品とは異なり、専用の豚骨スープを加えています。あと、ゴマ油・唐辛子・山椒をブレンドした香味油を加えている点も、「このメニューならでは」だと思います。
田:なるほど。逆に『中本』に寄せたところはありますか。
長:「勝タン」のスープは醤油ベースですが、『中本』定番の「蒙古タンメン」等と同じ味噌ベースとなっています。『中本』が「勝タン」を作ったら、どんな1杯になるんだろう、と想像を膨らませながら創り上げました。
田:めちゃくちゃ美味しかったです! 今日は有難うございました。

蒙古タンメン中本 千葉店

住所 千葉県千葉市中央区富士見2-14-1 千葉EXビル 1F

営業時間 10:00〜22:00

定休日 無休

駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)

お問い合わせ043-227-1123


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