レニー食堂《香取市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

レニー食堂《香取市》
（「月刊ぐるっと千葉」2023年10月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「まぜそば（生卵付）」。店主の大好物であるタイの屋台麺料理へのオマージュを込めて、独学で創り上げた一品。挽肉・韮・ニンニクの刺激的な風味を、タイ産香辛料・調味料の辛みとうま味が、キリリと引き締め際立たせる

１日10食限定！ おススメは、店主のタイ駐在経験を活かした珠玉の１杯

店舗の場所は、ＪＲ佐原駅から徒歩５分程度。2022年10月にオープンした『レニー食堂』の外観はガラス面積が広く採られ、ガラス越しに見えるハイセンスな衣類、小物等のアイテムの数々が、雑貨屋やガレージを彷彿とさせる。看板がなければ、飲食店であると判別できないほどだ。
同店を切り盛りする大貫店主の表の顔は、貿易・福祉関係の会社の経営者。料理好きが高じて飲食業にも携わるようになった、類まれなバイタリティの持ち主。（今はなき成田の人気店『スローハンド』の店主その人でもある。）人気メニューである「まぜそば」も、店主が仕事でタイに駐在していた時に好んで食していた屋台麺料理をアレンジしたものだ。
成田時代に活躍した製麺機を用いて作る低加水自家製麺に、タイの唐辛子＆調味料を駆使して創り上げたソースがしっとりと絡み、舌上で旨辛ビッグバンを炸裂させる。マンパワーの関係上、現在のところ、まぜそばの提供は１日10食限定。他では味わえない独創的な１杯。存分に舌鼓を打ってもらいたい。