与しおか《我孫子市》
(「月刊ぐるっと千葉」2024年1月号掲載)
※こちらのお店は閉店しました。

「煮干の十層」+「紫蘇とバジルの〆そば」。千葉県産の片口イワシと平子イワシを一晩かけて水出しし、強火で炊き上げたスープは、煮干しの素材感が躍動する会心の出来映え。バジルの鮮烈な香りに、清冽な紫蘇の風味が被さる〆そばも絶品だ
茨城の話題店の系譜が満を持して千葉に上陸!「〆そば」は必食の逸品
2023年10月、JR我孫子駅からほど近い国道356号沿いに突如として出現した『与しおか』。
窓が全くない隠れ家のような直方体の店舗は、他の建物と較べても極めて異質。屋号には『麺屋』『ラーメン』等の、此処がラーメン店であることを示す符丁もない。予備知識がなければ、同店が飲食店であることすら判らないはずだが、営業時間中は来訪客が途切れない人気を誇る。
それもそのはず。同店は、茨城県を代表する人気店『鬼者語』で2年間修業を重ねた店主が腕を振るう、本年下半期における東葛の目玉店舗なのだ。
同店で提供する麺メニューは、「煮干の十層」「雲丹の蕎麦」「松葉蟹の蕎麦」「松茸の蕎麦」など、山海の滋味を巧みに織り込んだ創作色の強い1杯。これらを食した後、〆そばとして、「紫蘇とバジルの〆そば」「雲丹の〆そば」「蟹の〆そば」などの創作まぜそばを堪能するのが、定番の食べ方だ。店主・吉岡氏の拘りは「素材の等身大の滋味を引き出し切ること」。複数回足を運び是非、好みの味を見つけ出してもらいたい。
与(よ)しおか
住所 千葉県我孫子市緑1-4-8
営業時間 11:00〜15:00(スープ終了次第閉店)
定休日 木曜
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
お問い合わせ ☎なし
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