ラーメン ひさまつ軒《鎌ケ谷市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

ラーメン ひさまつ軒《鎌ケ谷市》
（「月刊ぐるっと千葉」2024年2月号掲載）

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「特製塩らーめん」。修業時代に「限定商品」として提供していた塩ラーメンに、更なるブラッシュアップを施した看板メニュー。温度管理を徹底し注文を受ける度に切り分けた、３種類のチャーシューが味わえる豪華仕様だ

名店『目黒屋』跡地に新星爆誕！開業当初から自家製麺に拘る超本格派

2023年11月、名店『つけ麺目黒屋』の跡地に誕生した『ラーメンひさまつ軒』。同店を切り盛りする久松優哲店主は、都内の名だたる実力店で修業を重ね、満を持して独立。「私は生まれも育ちも浦安。生粋の千葉っ子です。これから『ひさまつ軒』を息長く続けていくことで、千葉の方々に恩を返していきたいと思います」と意気込む。
現在、提供する麺メニューは、「塩らーめん」と「醤油らーめん」の２種。おススメは「塩らーめん」だ。
親鶏の丸鶏・ガラを軸に昆布・鰹の荒節・シイタケを加え、丁寧に炊き上げた出汁と、シイタケ等の風味を溶かし込んだ塩ダレとを重ね合わせた清湯スープは、啜った瞬間、各種素材のうま味とうま味が手を結び、口内でビッグバンを炸裂させる会心の出来映え。
合わせる麺は、浦安の人気店『麺屋真星』から手ほどきを受けて自ら打った平打ち麺。モッチリ感を演出するために柔らかめに茹でた麺を勢い良く啜り上げれば、鼻腔に小麦の香りが充満。味覚と嗅覚に爽やかな息吹を呼び込む、新店離れした良杯だ。