こばやし 中華そば《千葉市》
(「月刊ぐるっと千葉」2024年6月号掲載)
※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「中華そば醤油」。スープとの相性を徹底的に考慮し、『青森シャモロック』の親鶏の油を採用。パツンとした歯応えと小麦香が明確に感じ取れるよう、麺の茹で加減にも細心の注意を払った、淡麗醤油ラーメンの最適解
淡麗ラーメンを千葉市に根付かせたい!1杯の丼に店主の心意気が凝縮
今回ご紹介するのは、2024年2月に千葉中央駅前の繁華街に開業した『こばやし中華そば』。
厨房に立つ小林岳洋店主は、異業種の出身。元々は寿司職人だったが、趣味のラーメン好きが高じてラーメン職人へと転身。都内の名店『せたが屋』にて半年間の修業を経て同店をオープン。現在、店主は齢22歳。将来を嘱望される若手職人の誕生だ。
現在、同店が提供するのは、「中華そば醤油」「中華そば塩」と、そのバリエーション。スープの出汁は、「醤油」「塩」共に、丸鶏・鶏ガラと『霧島黒豚』の肩ロースから採ったもの。「開発段階で外国産豚も試しましたが、しっくり来ない。試行錯誤の結果、辿り着いたのが『霧島黒豚』です。甘み豊かでうま味も豊潤。臭みもありません」。
醤油ダレは5種類の醤油をブレンドし、塩ダレには帆立・昆布・鰹を溶け込ませるなど、出汁以外にもとことんこだわる。「この辺りには淡麗ラーメンを出す店があまりない。この1杯が地域に根付いてくれれば」と店主。丼から店主の心意気が垣間見える気がした。
こばやし 中華そば
住所 千葉県千葉市中央区富士見2-16-26 マルエイビル1F
営業時間 11:00〜15:00、17:00〜24:00(日曜は11:00〜16:00)
定休日 月曜
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
お問い合わせ ☎043-400-2707
リンク
▶️ ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉【アーカイブ】