激辛ラーメンの 拉麺帝王《君津市》|【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

激辛ラーメンの 拉麺帝王《君津市》
(「月刊ぐるっと千葉」2024年12月号掲載)

※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「帝王ラーメン薬味増し(3辛)」。スープ、麺以外のパーツにも徹底的にこだわった、同店不動の看板商品。蒸し焼きの手法で柔らかく仕上げた玉ネギ、食べ応えを重視し粗挽きで仕上げた豚挽肉、香り豊かなニンニクがトッピングとして大量に搭載され、味わいに華を添える。香りを際立たせ上品な食味を演出するため、「竹岡系」では殆ど用いない鶏油を採り入れている点も、特筆に値する

好みの辛さを見つけ出せ!「帝王ラーメン」で辛旨の沼に嵌るべし

「私自身が勝浦市にゆかりがあり、かつ、君津市に3年間住んでいたことがあったので、勝浦式タンタンメンと竹岡系ラーメンとをMIXさせた1杯を作ってみようと考えました。その結果、誕生したのが『帝王ラーメン』です」。
現在、同店が提供するレギュラー麺メニューは8種類。中でも、不動の一番人気として君臨するのが、商品名に屋号の一部を冠した「帝王ラーメン」だ。好みの辛さを選ぶことができるのが、お楽しみ要素のひとつ。3辛まではラー油の分量、4辛以上は唐辛子等の香辛料の種類と分量で辛みが調整される。

〈鈴木 拓也 店主インタビュー〉
田中(以下田):よろしくお願いします。早速ですが、質問させてください。『拉麺帝王』という屋号の由来を教えてください。
鈴木(以下鈴):はい。私は『ミナミの帝王(漫画)』の愛読者でして。最初は『ラーメンの帝王』にしようと思ったのですが、近くに『餃子の王将』があったので、かぶり感を出さないようにするため『拉麺帝王』にしました(笑)。
田:(笑)。次に「帝王ラーメン」について教えてください。こちらは勝浦式タンタンメンと竹岡系ラーメンのハイブリッドとのことですが、地元内房の「竹岡系」はともかく、外房の勝タンに着目されたのはどうしてですか。
鈴:私自身、勝浦市にゆかりがありまして。また、10代の頃、君津市に住んでいたことがあり、千葉を代表する2つのご当地麺を合わせてみようと考えたのです。
田:納得です!次に、辛さ調整システムについて伺います。具体的には、どのような方法で辛さを調整されているのですか。
鈴:3辛まではラー油の分量で辛さを調整します。4、5辛は、それに3種類の唐辛子とハバネロを追加。6辛以上になると、更にジョロキアなど4種類の香辛料を加えます。なので、3辛と4辛、5辛と6辛の間に壁がある感じですね(笑)。
田:6辛以上は完全に辛党向けですね!スープ・麺・油等について、こだわった点があれば教えてください。
鈴:実はこのラーメン、油に鶏油を用いています。麺は「竹岡系」ご用達の『文明軒』から取り寄せていますが、食べ応えを重視し、通常より太い麺を使っています。
田:なるほど。最後に、今後の抱負をお伺いします。
鈴:当店では、お子様向けの辛くないラーメンなど、多種多様な麺メニューを用意しています。ファミリー客やグループ客が気軽に楽しめるお食事処として、これからも息長く続けていければと考えています。
田:確かにメニューが潤沢だ! 次回は、私もグループでお伺いします。

激辛ラーメンの 拉麺帝王


住所 千葉県君津市北子安6-17-8

営業時間 11:00〜22:00

定休日 無休

駐車場 無料(2台)

お問い合わせ0439-54-6166


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