ラーメン 感動の鶏虜《市原市》
(「月刊ぐるっと千葉」2025年1月号掲載)
※掲載内容は取材当時のものです。営業時間、メニューなどは現在変更になっている場合があります。また、閉店になっている店舗もありますので、ご注意ください。

「黒鶏白湯ラーメン」。カエシに大量の昆布を溶け込ませ惹きのある味わいを創り出す、スープとの相性を計算し都内の名門製麺所『浅草開化楼』の全粒粉麺を用いる等、随所にこだわりが光る良杯。締めのリゾットも絶品だ
今はなき実力店『てい司』の味を遺したい! 想いを乗せた至高の名杯
2018年8月、千葉市にオープンした『麺屋てい司(ていじ)』。同店は、県内屈指の鶏白湯ラーメンの実力店として名声を馳せながらも、店主・関根氏の急逝により惜しまれながら閉店。
そんな『てい司』の味を絶やすことなく後世へと伝えたいと、同店で修業していた吉永氏が一念発起。2024年6月12日、市原市に新店を開業した。それが『ラーメン感動の鶏虜(とりこ)』だ。提供する1杯は、尊敬すべき師である『麺屋てい司』の味を忠実に再現したもの。看板メニューは「鶏白湯ラーメン」。
「不純物を丁寧に除去した鶏に圧力を加え、うま味の粋を抽出したスープを冷却します。冷やすことで食味の劣化が抑えられる。師から学んだ製法ですね」。香味野菜等を使わず、鶏と水だけで出汁を採るのも『てい司』流だ。
サッパリ軽やかなテイストでありながら、舌触りは驚くほどクリーミー。啜る度に、鶏滋味が五臓六腑へと染みわたる、純鶏スープならではの芳醇極まりない味わい。そのクオリティの高さに、思わず鳥肌が立ってしまった。
ラーメン 感動の鶏虜
住所 千葉県市原市島野2063-2
営業時間 8:00〜9:45(平日のみ)、11:00〜14:00、17:30〜20:30
定休日 5と0が付く日
駐車場 無料(10台)
お問い合わせ ☎なし
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