2026年4月14日(火)〜16日(木)、千葉県香取市の香取神宮と利根川・佐原の歴史的な町並みにまたがって「式年大祭・式年神幸祭(しきねんたいさい・しきねんじんこうさい)」が斎行されます。
鎌倉時代から続く、特に式年神幸祭は800年以上の歴史を誇る祭典で、12年に一度の午年のみに行われる極めて稀少なイベントです!
甲冑や時代装束をまとった延べ3,000名にのぼる供奉者が大行列を組み、香取神宮から利根川を経て北総の小江戸・佐原の町並みへと練り歩く光景は、まさに平安絵巻さながら。
とりわけ色彩豊かな鷁首船(げきしゅせん)に御神輿を乗せて利根川を渡る「水上渡御」は、12年に一度しか見られない絶景として、多くの人を魅了します。
「どの場所で見るのがベスト?」「電車で行けるの?」そんな疑問にお答えするため、この記事では2026年の最新日程・見どころ・アクセス情報を徹底解説!
4月14日(火)〜16日(木)まで続く一大祭典を、最大限に楽しむための完全ガイドをお届けします。
まずは一覧表で全体のスケジュールをチェックしましょう!
2026年 式年大祭・式年神幸祭 日程一覧
| 日付 | 祭典・神事名 | 場所 | みどころ |
|---|---|---|---|
| 4月14日(火) | 式年大祭 (しきねんたいさい) |
香取神宮社殿 | 勅使参向・雅楽・神楽舞が奉奏される最重儀の祭典。本殿の御扉が開かれる。 |
| 4月15日(水) | 式年神幸祭 1日目 | 香取神宮〜津宮〜利根川〜佐原御旅所 | 発輿・利根川水上渡御・鹿島神宮御迎祭。御座船が利根川を渡る様が最大の見どころ。 |
| 4月16日(木) | 式年神幸祭 2日目 | 佐原御旅所〜佐原市街地〜香取神宮 | 佐原の小江戸の町並みを行列が練り歩く。各所で御迎祭が催され、最後は還御祭。 |
【式年大祭】勅使参向と雅楽の調べ——最重儀の祭典

4月14日(火)は、この一連の祭典のなかでも最も格式高い「式年大祭」の日。普段は閉じられている本殿の御扉が厳かに開かれ、衣冠姿の宮司以下神職が奉仕します。
何より特別なのは、天皇陛下のお遣いである「勅使(ちょくし)」が参向されること。
香取神宮は伊勢の神宮に並ぶ「勅祭社(ちょくさいしゃ)」の一つに数えられており、子年と午年の6年ごとに勅使が参向します。
御幣物として五色の絹・麻・木綿などが柳箱に納め奉られる様は、格調高い古式ゆかしい光景です。
また、国の末永い繁栄を祈る神楽舞「悠久の舞(ゆうきゅうのまい)」も奉奏され、雅楽の調べとともに境内に荘厳な空気が満ちます。
日常とは切り離された、神聖な空間に身を置く貴重な体験となるでしょう。
イベント情報
- イベント名: 式年大祭(しきねんたいさい)
- 開催日程: 2026年4月14日(火)10:00
- 場所: 香取神宮
【式年神幸祭 1日目】圧巻の水上渡御——利根川を行く御座船

4月15日(水)は、式年神幸祭のなかでも最大のハイライト「利根川水上渡御」が行われる日です。
朝8時30分頃から発輿祭・出御がはじまり、御神輿を中心に甲冑武者・大錦旗・御神馬・香取神道流剣士隊・獅子舞・引船隊など、時代絵巻さながらの大行列が香取神宮を出発します。
行列は津宮鳥居河岸へと向かい、そこで御神輿が鷁首船(げきしゅせん)に乗り込んでいよいよ「利根川水上渡御」がスタート。
鷁首船とは、大空を翔ける霊鳥「鷁(げき)」の飾りをつけた御座船で、色彩豊かな姿が利根川の水面を悠然と進む光景は圧巻のひとこと。
対岸では、古くからの縁で結ばれた鹿島神宮の神職が「御迎祭」でお出迎えし、水上祭が執り行われます。
河川敷の堤防には、12年に一度の御神幸を一目見ようと集まった多くの人々で埋め尽くされます。
「1日目の神幸行程」
| 行程 | 内容 |
|---|---|
| 発輿祭・出御 | 香取神宮を出発 |
| 津宮駐輦祭・御旅所祭 | 津宮鳥居河岸での神事 |
| 御座船乗船・進発 | 鷁首船(げきしゅせん)で利根川へ |
| 水上祭・鹿島神宮御迎祭 | 利根川上での神事・鹿島神宮による奉迎 |
| 御上陸・小御門神社御迎祭 | 対岸に上陸 |
| 佐原御旅所着輿祭 | 佐原御旅所到着、1日目終了 |
イベント情報
- イベント名: 式年神幸祭(1日目)
- 開催日程: 2026年4月15日(水)
- 時間: 8:30〜17:00頃
- 場所: 香取神宮〜津宮鳥居河岸〜利根川(水上)〜佐原御旅所
- ※4月15日限定で臨時特急「あやめ91号」が東京駅9:15発→香取駅10:44着で運行されます
【式年神幸祭 2日目】北総の小江戸・佐原を行く大行列

4月16日(木)は、行列が佐原の歴史的な町並みを練り歩く2日目です。
佐原は「北総の小江戸」として親しまれ、関東で最初に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されたまち。
江戸時代の商家や蔵が立ち並ぶ小野川周辺の町並みを、甲冑姿の武者や鮮やかな装束をまとった供奉者たちが厳かに進む様子は、歴史の深さを実感させる特別な光景です。
行列が通る諏訪神社・本宿八坂神社・篠原八坂神社の各所では「御迎祭」が催され、地域全体が大神の御神幸を寿ぐ賑わいに包まれます。
そして最後は「還御祭(かんぎょさい)」によって御神輿が香取神宮へと還り、2日間の神幸が完結します。
祭りを観覧しながら、老舗の醤油蔵や風情ある茶屋でひと息つくのも、佐原ならではの楽しみ方です。
「2日目の神幸行程」
| 行程 | 内容 |
|---|---|
| 佐原御旅所 発輿祭 | 2日目の神幸スタート |
| 諏訪神社 御迎祭 | 佐原市街地・御迎えの祭典 |
| 八坂神社 御迎祭 | 佐原市街地・御迎えの祭典 |
| 篠原八坂神社 御迎祭 | 佐原市街地・御迎えの祭典 |
| 還御祭 | 香取神宮へ帰還、祭典完結 |
イベント情報
- イベント名: 式年神幸祭(2日目)
- 開催日程: 2026年4月16日(木)
- 時間: 8:30〜17:00頃
- 場所: 佐原御旅所〜佐原の歴史的な町並み〜香取神宮
便利なアクセス攻略法
電車がおすすめ!臨時特急「あやめ号」で快適にアクセス
当日は大変な混雑が予想されるため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。
神幸祭の巡行ルートおよびその周辺道路では交通規制(通行止め)が実施されるため、お車の場合は現地の案内に十分ご注意ください。
特に注目なのが、4月15日(水)限定で運行されるJR東日本の臨時特急「あやめ91号・92号(香取神宮式年神幸祭)」。
東京駅から香取駅まで直通で、乗り換え不要でアクセスできます。
全車両指定席ですので、乗車前に指定席特急券の購入が必要です。
臨時特急「あやめ号」時刻
※運転日:4月15日(水)のみ ※時刻は変更になる場合があります
詳細はこちら
アクセス情報
| 交通手段 | 路線・経路 | 最寄り情報 |
|---|---|---|
| 電車(臨時特急) | JR臨時特急「あやめ91号」 東京駅9:15発→香取駅10:44着 |
4/15のみ運行 |
| 電車 | JR成田線「香取駅」下車 | 香取神宮まで徒歩約30分(約2km) |
| 電車+バス | JR成田線「佐原駅」下車 →休日周遊バス |
香取神宮まで約13分 「香取神宮」停下車 |
| 電車+タクシー | JR成田線「佐原駅」下車 →タクシー |
香取神宮まで約10分 |
| 高速バス | 東京駅発「鉾田駅」行き (関東鉄道) |
「香取神宮」停下車 徒歩約1分 |
| 車 | 東関東自動車道「佐原香取IC」 | 約2〜10分(当日は混雑予想) |
主要駅からのアクセス
| 出発駅 | 路線・経由 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 東京駅 | JR総武線・成田線(快速) | 約110分 |
| 千葉駅 | JR総武本線・成田線 | 約70分 |
| 東京駅 | 臨時特急「あやめ91号」 (4/15のみ) |
9:15 → 10:44 (約89分) |
当日の駐車場情報
| 日付 | 臨時駐車場 | 料金 | 大型バス |
|---|---|---|---|
| 4月15日(水) | 利根川河川敷・西側駐車場 | 無料 | 不可 |
| 4月16日(木) | 利根川河川敷・東側駐車場 | 無料 | 可 |
※周辺道路への違法駐車・近隣店舗への迷惑駐車は厳禁です
交通規制情報

式年神幸祭を120%満喫する3つのコツ

1. 絶景スポットは利根川堤防!御座船の出発時刻を確認して早めに場所取り
式年神幸祭のハイライト「利根川水上渡御」は、津宮鳥居河岸から御座船が出発する瞬間が最大の見どころです。
12年に一度しか見られない光景とあって、利根川の堤防沿いは毎回大勢の観覧客で埋め尽くされます。
良い場所で見たいなら、御座船の出発時刻に合わせて早めに堤防へ向かうのが鉄則。
行列の現在位置はデジタルマップ「香取のいまちず」でリアルタイム確認できるので、スマートフォンにブックマークしておくと便利です。

2. 佐原の町並み観覧は2日目がおすすめ!グルメも一緒に楽しんで

2日目(4月16日)の行列は、北総の小江戸・佐原の歴史的な町並みを練り歩きます。
小野川沿いの風情ある蔵や商家を背景に大行列を眺めながら、佐原名物の醤油料理や地元グルメを楽しめるのが2日目ならではの醍醐味。
また、行列を見ながら各店舗を覗いてみると、地元の人々も一緒になって祭りを盛り上げる温かい雰囲気が感じられますよ。
表参道の土産店も多く立ち並ぶので、観覧後のショッピングもお楽しみに。
3. 境内では奉賛事業の成果にも注目!令和の大改修を見届けよう
今回の式年大祭に合わせ、香取神宮では重要文化財「楼門」「本殿」の修復工事や、登録有形文化財「拝殿」の塗り替え、さらには表参道「大鳥居」の立て替えなど大規模な奉賛事業が実施されています。
12年後の次回まで待たずには見られない、新たに生まれ変わった社殿の美しさも、ぜひこの機会にご覧ください。
12年に一度の祭典を、香取で体感しよう
鎌倉時代から800年以上の伝統を誇る「香取神宮 式年大祭・式年神幸祭」。
延べ3,000名が繰り広げる平安絵巻の大行列、利根川を渡る鷁首船の圧巻の水上渡御、そして北総の小江戸・佐原を彩る御迎祭——。
いずれも12年に一度しか見られない、特別な体験です。
次に見られるのは2038年の午年。 見逃したら長い年月を待つことになりますから、2026年のこの春こそ、ぜひ香取へ足を運んでみてください。
日本の歴史の深さと神聖な祭りの空気が、きっと忘れられない思い出になるはずです。





