【閉店】らぁ麺まるたけ《千葉市》｜【ラーメン官僚 田中一明の月刊ずるっと千葉】

らぁ麺まるたけ《千葉市》
（「月刊ぐるっと千葉」2024年12月号掲載）

※こちらのお店は閉店しました。

「まるたけらーめん」。スープは、豚ゲンコツ・豚背ガラにチャーシューを加え6時間炊いたコク深い出汁に、キレのある『ちば醤油』を用いたタレを合わせたもの。佐倉の実力店『麺処丹治』謹製の中太麺との相性も抜群だ

醤油１stの姿勢を貫徹！ 目指すは千葉県民のための正統派醤油ラーメン

「ガッツリ系ラーメンの人気店『ラーメンあや』さんから店舗と味を譲り受け、2023年９月から『二代目ラーメンあや』の店主として厨房に立っていました。が、１年間営業して気付いたことがありました。ここはビジネス街のド真ん中。にもかかわらず、中高年ワーカーが好むオーソドックスな醤油ラーメンを出すお店が皆無に近いと」。
そう語る野老店主は、東千葉の実力店『ヒイラギ食堂』の店主その人。「古き良き醤油ラーメンを是非、近隣で働く方々に召し上がってもらいたい」との思いが高じ、2024年9月10日付で屋号と提供するラーメンを一新。店主が愛する竹岡系ラーメンを独自のセンスでアレンジした１杯を提供する『らぁ麺まるたけ』を立ち上げた。
「醤油の魅力を分かりやすく表現するにはどうすれば良いか」を考え抜いた結果、通常はタレに漬け込むチャーシューを出汁の素材として活用。トッピングのチャーシューに含ませる炭香も、醤油と喧嘩しない匙加減に抑え込むなど、醤油ファーストの姿勢が貫かれている。